世界のアイデア看板調べてみました。
- 2021.05.25
- 2,398 View
「二度と忘れられない看板」
そんな看板って見たことありますか?
看板といえばお店や商品の場所や魅力を伝えるためのものです。
こんな感じですね!
しかし!
世の中には、わたしたちの想像を遥かに超える
独創的でクリエイティブな看板が存在します。
今日はそんな
「二度と忘れられない看板」を紹介していきたいと思います。
看板をぶっこわすという発想
こちらはアメリカの交通広告です。
「看板をぶっ壊す」という発想は日本ではなかなか生まれないかもしれないですね(笑)
一見、ほんとうに壊れてるのかな?と思わせる演出にもなりますね。
常識を破壊する発想がないと生まれないアイデアです。
「壊す」という発想は「解体」「保険」「ベンチャー企業」など様々な業種にも応用できるアイデアだと思います。
発想:★★★★
実現度:★★★★
注目度:★★★★
移動する看板
宅配会社DHLの広告です。
宅配の正確さを迷路の中を実際にA地点からB地点までボールが動いていく事で、最短距離で最適に届けることを表現してます。
電飾で動きを表現する看板は多くありますが、ゲームのように実際にモノを動かす看板は一歩飛び抜けたアイデアですね。
実現しようとすればかなりコストはかかるかもしれませんが、
コストがかかるゆえに他社が真似しにくい表現になり、現代ではSNS等の拡散が期待できる表現のひとつだと感じます。
発想:★★★
実現度:★
注目度:★★★★
おまえはもう、死んでいる。
こちらもアメリカの交通広告から
上記の「46」という数字。英語で書かれているので一見なんのことか分かりませんが
これ、スピードメーターと連動しており通り過ぎる車が今のスピードで事故にあった場合入院する日数を表示しているんです。
日本だったらおそらく単純にスピードを表示してしまいそうですね。
アメリカの広告はこうした皮肉のきいたユニークなアイデアが溢れていて面白いです。
直接的な表現よりも、「A」の場合「B」になるという間接的な表現を上手に扱うことで生まれるアイデアですね(実際に考えると分かりにくくなってしまうのですごく難しいですが)
発想:★★★
実現度:★★★
注目度:★★
動きそのものを看板に。
これは見事なアイデアですね。
フォード社のマスタングの広告です。
背景に漫画でスピードを表す効果線のような演出を加えることにより
様々な場所で背景のモノが高速で動いているような見え方をします。
コピーも説明も全くせず、ロゴのみという無駄のないデザインも最高にクールです。(ここに説明文が入ったら演出が台無しになる)
こちらの看板は真似するのは簡単かもしれませんが
「看板のための看板に」なってしまう可能性があります。
マスタングという商品がすでに一般に広く認知されており
ブランド力をより高めるという目的だからこそ効果のある手法だと思います。
発想:★★★★★
実現度:★★★
注目度:★★★★
イオンモールとかでもできるね!
犬猫用のノミ取り薬の広告です。
参加型の広告ですね。
人をノミとして強制参加させるあたりが海外っぽい(笑)
日本ではヒンシュクを買ってしまいそうですが、このアイデアの優秀なところは
「上から見下ろした時に成立する」
という部分です。
これがケーキに群がる子供達でもいいし。
ハワイの海辺を歩くカップルでもいいわけです。
発想:★★★★
実現度:★★★★
注目度:★★
背景を活用する。
でましたねーなぜこんな発想ができるのか不思議です(笑)
これはアメリカのおもちゃメーカーの看板です。
背景を活用することでプラレールのような演出をしています。
なにがすごいかって、まったくおもちゃを描いていないのに
そこにミニカーが存在していることを示唆しているんですね。
「演出とロゴのみ」
この潔さが高速道路で数秒しか注意を引けない状況でも強烈な印象を残すことができるんですね。
おそらく道路にミニカーを走らせたりしたらこの演出の効果は半減すると思います。
発想:★★★★★
実現度:★★
注目度:★★★★★
心を揺さぶるショッキングな表現
「これが看板?」とギョッとすると思います。
人によってはいたずら?と感じるかもしれません。
しかし、コピーを読むと理解します。
Neglected children are made to feel invisible.(育児放棄された子どもたちは、自分たちを他人から見えていないように感じさせる)
胸に突き刺さるようなメッセージと、そのメッセージを何倍にも増幅する看板の常識を破るような表現手法。
そして、この看板には素晴らしい仕組みが隠されています。
看板によって隠された子供を破って助けると
「見てくれてありがとう」
というメッセージが現れるようになっているそうです。
ただでさえセンセーショナルなのに「破るまでが設計」という発想には感動しました。
クライアントは
オーストラリア児童期財団という、トラウマや虐待、育児放棄などから子どもたちを守り、安全な生活を送ることができるように活動する団体です。こういった活動を広めるためにクリエイティブなアイデアが力を発揮するのはとても素晴らしいことだと思います。
発想:★★★★★★
実現度:★
注目度:★★★★★
看板の発想は僕らが思うより自由だ。
身の回りではあまり紹介したような看板はすくないと思います。
あっても派手派手なやつくらいかなーと
そこにユニークな発想を加えることで今回紹介したような
オンリーワンな看板をつくることも可能です。
今回紹介したアイデアのいくつかは熊本でもやろうと思えば可能なものです。
誰とも似てない、自社だけの看板。
そんなことを思い立ったらぜひエイバンにご相談ください。
一緒に考えて考えて、
目を引いて、心と足を動かす看板をつくります!
———————————————————————————
———————————————————————————