熊本は渋滞日本一?看板と渋滞の関係性について調べてみた
- 2025.07.17
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どうも!エイバン広報野田です!
みなさん。知っていますか?
熊本は日本有数の渋滞地獄であることを!!
人口50万人を超える政令指定都市は全国に20あり、熊本市の人口でいうと約73万人で16番目なのですが
渋滞状況はなんとワースト1位!
377万人の横浜市や275万人の大阪市よりも渋滞が酷いというデータが出ています。
ちなみに渋滞の理由は色々あるみたいですが、上記の動画で詳しく調べてあり、
城下町時代からの街中の構造や最近だとTSMCの影響なんかも大きいみたいですね。
平日のラッシュはもちろんですが、休日家族で街中に行くときや阿蘇に向かう時なんかも中々の渋滞に捕まることもしばしば。
そんなデメリットばかりの渋滞ですが、僕はあることに気づいてしまいました!
渋滞って看板にとっては有利に働くんじゃないか?
「渋滞が酷い」ということはそれだけ多くの時間を車内で過ごし、かつ車窓から景色を見るということです。
つまり!熊本は日本一渋滞が酷い県であると同時に「日本一看板が見られる県」でもある!(暴論)
アメリカの調査では平均時速25キロ/hの渋滞した高速道路では広告効果が高くドライバーが視認しやすくなるというデータも出ています。
通常時速60キ/hロで人が視認できる看板の文字数は6~10文字程度と言われています。
この場合、文章として読ませるのはかなり厳しく、ロゴと写真くらいでしか訴求できません。
ちなみにこの運転中の看板への認知時間は約5秒と言われており屋外広告では5秒ルールとして有名です。
これが30キロ/hまで落ちると10〜15文字まで増えて、渋滞のトロトロ速度なら更に増えます。
データによると熊本市の朝夕のラッシュ時の時速は場所によっては10キロ/h切る場合もあるそうです(地獄)一見地獄のような状況ですがこれを逆手にとって広告として活用できるかもしれません!
例えば飲食店であれば、通常なら店名くらいしか認知してもらえない看板が人気メニューや料金まで訴求できますし、美容室やエステも外観やプランを知ってもらうことも可能になるでしょう。
そう考えると渋滞を利用することで屋外広告や店舗の外観による広告戦略の幅が広がると思いませんか?
より渋滞が酷い場所は看板の効果が高い説
とはいえ、熊本のすべての道が酷い渋滞とは限りません。
最大限渋滞看板の効果を上げるためひどい渋滞道と時間帯を調べてみました。
ランキング形式でどうぞ!
第5位
国道3号(京塚交差点〜植木バイパス入口)
特徴:北区方面の国道3号の末端部。高速ICからの流入や物流車両も多く、物流+通勤+通学が重なるボトルネック。
渋滞率:約44%
最も渋滞する時間帯:朝7–9/夕17–19
第4位
国道57号(県道交差〜郵政前〜新南部)
特徴:神水交差点から続く慢性渋滞エリア。物流車両も多く、渋滞時には生活道路への回避車両流入が問題に。
渋滞率:45–48%
最も渋滞する時間帯:朝7–9/夕17–19
第3位
保田窪北交差点(日赤通り)
特徴:熊本東区の交通の要所。日赤病院・大型商業施設・学校が集中する生活動線。
渋滞率:約47%
最も渋滞する時間帯:朝7–9時
第2位
国道3号(藤崎宮前〜清水)
特徴:熊本東部から中心部へ向かう主要幹線道路。住宅地・商業施設・学校・病院が集中し、平日朝夕の通勤・通学ラッシュが激しい。
渋滞率:約53%
最も渋滞する時間帯:朝7–9/夕17–19
第1位
国道57号(神水〜田井島)
特徴:熊本東区の交通の要所。日赤病院・大型商業施設・学校が集中する生活動線。
渋滞率:約59%
最も渋滞する時間帯:朝7–9/夕17–19
※渋滞率について
渋滞率とは、ある道路区間において「全体の距離のうち、実際に渋滞している距離の割合(%)」を示す交通指標です。
主に以下のような式で定義されます:
渋滞率(%)= 渋滞している延長距離 ÷ 全体区間距離 × 100
例:
たとえば、全長2kmの道路で、1.2kmにわたって車が流れていなければ、
渋滞率 = (1.2 ÷ 2.0) × 100 = 60%
というふうに算出されます。
僕は健軍方面に住んでいるんですが雨の日に朝から街方面に向かおうものなら通常の2倍の時間がかかります。
ランキングを振り返るとラッシュ時を中心に40~50%を超える渋滞率を叩き出している道がたくさんあります。渋滞率がどの程度車の速度に影響するかというと1位の国道57号の渋滞の場合、ラッシュ時の平均速度は13km/h以下になります。自転車のほうが早いかもしれないですね。
しかし言い方を変えれば、上記の道沿いに店舗を持っている方や看板設置ポイントがある場合はチャンスともいえます。
渋滞待ち向けのアイデア看板を考えてみた
では!エグすぎる渋滞箇所も分かりましたので、そういった場所での効果を最大限活かせそうな渋滞看板のアイデアを考えていきたいと思います!
その①
この先にいいことが待ってます系
まず最初のアイデアは渋滞のイライラや疲れを予測して店舗よりも手前に看板を設置して訴求する方法です。
例:
「あと100m先でキンキンにアイスコーヒー冷やしてお待ちしております」
カフェ
「渋滞でお疲れの皆様ワンコイン整体でリフレッシュしませんか?」
整体
渋滞でイライラして帰るくらいならカフェや整体で少しリフレッシュしようかな?という行動変容に持っていくことができるかもしれません。
その②
現実逃避系
今の現状に満足していない人への訴求看板アイデアです。
例:
「渋滞から抜けだして新しい世界に挑戦しませんか?」
リクルート系
「住む場所を変えて渋滞にバイバイ」
賃貸・住宅系
その③
暇つぶし系
長い渋滞は看板を見たあとも続きます。ということはなぞなぞや問題などを出せば長く脳内に定着するかも!
例:
「熊本で一番渋滞が酷い交差点はどこでしょう?(答えは小さく逆さまで「今あなたが運転しているところです」)」
FPや保険系(人生は短い、人生設計をしようみたいな)
「フネはフネでも家の中に出てくる温かいフネってなーんだ?」
温泉の看板
「歯を治療してくれそうな動物はなーんだ?」
歯科の看板(こども歯科との相性が良さそう)
その④
しっかり伝える系
渋滞中はより多くの情報を伝えることが可能です。そのためポスターや広告的な表現の看板も有効です。
こんな感じでスイスイ流れている時では見落としてしまうような情報量でも渋滞時ならなんとなーく読んで認知してくれる可能性が高いです。
ピンチをチャンスにするのがエイバンの看板です。
熊本の渋滞問題は長いあいだ問題視されている難題です。
一説によるとその経済的損失は年間2,890億円(!)とも言われます。
市電を伸延しようとしたり、地下鉄をつくろうというアイデアもあったみたいですが上手くいっていないのが現状です。
TSMCや海外観光客の増加もあり、おそらく数年で解決するような問題ではないと思います。
だからこそ!ピンチをチャンスに変えて渋滞すらも味方にしお客様の商売繁盛のために効果的な看板を考えていくのがエイバンの使命だと考えています。
渋滞を味方にする看板をつくりたい方!ぜひエイバンへご連絡ください👍️